【競輪】川崎デイリー杯 飯野祐太が弟子に乗って23年9月以来のS級優勝
「デイリースポーツ杯 競輪公式投票CTC杯・F1」(27日、川崎)
飯野祐太(40)=福島・90期・S1=が弟子の板垣昴(北海道)の先行に乗って、最終バックから番手まくりを放ち1着。23年9月青森以来となる優勝を決めた。S級最年長優勝の記録更新を狙った内藤宣彦(秋田)は微差で2着。3着には小林泰正(群馬)が入った。
飯野が弟子の奮闘に番手まくりで応えて、完全Vで今年の初優勝を決めた。レースは赤板過ぎから板垣が主導権を奪取。最終2角過ぎから小原太樹(神奈川)、小林が反撃してきたが、飯野が番手まくりで合わせ切り、先頭でゴールした。「この優勝は弟子の(板垣)昴がいなかったらない。弟子の後ろで優勝したのは(高橋)晋也に続いて2回目。うれしい優勝です」と笑顔を見せた。
昨年は決勝進出も減り、14年から続いていた優勝もなかった。今年は巻き返しの一年と位置づけていきなり結果を出した。「最近は練習方法を確立して、いい状態でレースに臨めている。もっといい結果を出せるように頑張りたい。次は番手まくりではなく、番手の仕事をして優勝をしたい」と新たな目標を掲げた。
北日本の先導役として長く活躍してきたが、今後は追い込みとして活躍していくつもり。弟子を含めて北日本は機動型が育ってきている。番手戦のスキルを上げて、優勝回数を積み重ねていく。




