【競輪】古性優作が今年2回目、通算10回目のG3制覇
「金亀杯争覇戦・G3」(10日、松山)
昨年MVPの古性優作(33)=大阪・100期・SS=が、先行した北井佑季の番手奪取から抜け出して1着。1月、和歌山以来となる今年2回目、通算10回目のG3制覇を果たした。2着に北井が逃げ粘り、中団から迫った松本貴治が3着だった。また、9Rで行われたルーキーチャンピオンは篠田幸希が制した。
的確な組み立てと立ち回り。優勝をつかみ取ったのは古性だった。
レースは北井が前受けから先行。古性は打鐘3角6番手から踏み上げて、最終ホームで和田真をさばいて北井後位を奪取。4角手前から外を踏んで鋭く抜け出した。
初日特選は北井の先行力に屈して5着。「すんなり駆けさせたら追いつけない」。初日に感じたことを踏まえ、パワーとスピードに対抗して勝つためにはどのように走るか。それを見事に体現したレースだった。
次走は取手でのG2・ウィナーズカップ(21~24日)、その先にはいわき平G1・日本選手権(4月30日~5月5日)が控える。「早く練習をしたいですね」。豪華メンバーが顔をそろえた今シリーズで存在感を示し、大舞台へ向けてしっかりと仕上げていく。