「チャレンジカップ・ＳＧ」（三国、２１日開幕）

　２０日に前検が行われた。前夜からの雨は午前中には上がったものの、やや強めの追い風の中、前検が行われた。一番時計は菊地孝平（４５）＝静岡・８２期・Ａ１＝の６秒６１だった。菊地は「いいんじゃないですかね。最近タイム系は出ている。乗る前から叩こうかと思ったけど、もらった形で２周して自分のやりたい形に叩いて、自分のイメージ通りにＳもしっかりできた。最近は同じようなベースでやっていてイメージはできている。ペラが開くのでいかに開かないようにするか。前検としては全然いい方。引いたエンジンも実績がある」と納得の表情で格納した。

　エース級の５９号機を引き当てたのは毒島誠だった。「行き足から伸びは班の中でも少し分が良かった。ただ、出足やターン回りが全くなかった。ペラを叩く。楽しみはありそうなエンジン」と期待を込めた。同じくトップクラスの３６号機をゲットした中田竜太は「（エンジンは）Ｓ評価でしたが、下がってたし、乗れなかった。特殊なペラで、前検は参考外。ペラは自分の形に叩く」と調整を思案していた。

　前節優勝の７３号機をゲットした羽野直也は「チルト０も含めてそのまま乗って伸びそうな雰囲気はありました。大きなことはしなくて良さそう」と好感触だった。