【ボート】田中信一郎が住之江で6年ぶりの優勝
「住之江選手権競走」(18日、住之江)
優勝戦が行われ、1号艇で断然の人気を背負った田中信一郎(50)=大阪・69期・A1=が、イン逃げで快勝。通算では94回目、今年は1月の児島デイリー杯以来の優勝を飾った。2着は吉田俊彦、3着には杉山正樹が続いた。
住之江ではSG4回、G1は8回の優勝など数々の栄光を彩った“指定席”に田中が戻ってきた。進入は3対3の枠なり。2号艇の大峯豊(山口)がスタートで遅れ、3号艇の吉田俊彦(兵庫)がコンマ06のフルダッシュで襲いかかったが、百戦錬磨の手腕を繰り出し、鮮やかな先マイで一蹴。1Mで大峯の転覆もあり、バックで先頭に立つと勝負はあっさり決着。悠々とVゲートを駆け抜けた。
「まくられると思ったけど、(吉田)俊がパッと引いたので先に回ったら絶対にいけると思った。それくらいの回り足の仕上がりになってましたね」と33号機の手応えに太鼓判。住之江では意外にも、2017年5月のラピートカップ以来の表彰台。地元で久々の勝利に「優勝することはうれしいですね」と勝負師の表情も和らいでいた。




