【ボート】児島ヴィーナスS 田口節子が地元で23年初V「ホッとしました。だけど、南のことがあるから複雑な心境」

 「ヴィーナスシリーズ第24戦第12回クラリスカップ」(31日、児島)

 今年度最後のヴィーナスシリーズは“クイーン”田口節子(42)=岡山・85期・A1=が逃げて優勝。今節で生涯獲得賞金10億円超えを果たした寺田千恵(岡山)が2着に続き、波乱のシリーズは岡山黄金ラインで決着した。

 終わってみれば、クイーンズクライマックス連覇の田口がオール3連対で優勝。順当な結果だが、ここに至る道のりは険しかった。1号艇の初日ドリーム戦は、土屋南(岡山)のまくりに屈し3着。シリーズ初勝利は6走目で予選は2位。準優はイン逃げを決めたが「全部のターンマークを外した」と猛反省。準優12Rで逃げ1着の土屋が不良航法のため賞典除外となり、田口に1号艇が巡ってきた。責任を背負う立場となった田口は、逃げでのVに「ホッとしています。逃げられるような気配ではなく、優勝戦も下がっていた。今節は最後まで思った仕上がりにならなかった」と機力差を気力で補い優勝を勝ち取った。

 23年初Vを地元で決めたが、「準優で南があんなことになって、複雑な心境。しっかりとSを入れて、キッチリ1コーナーを回ろうと思っていた」とSとターンに集中。児島で6回目、通算69回目のVを手にした。

 今年のテーマは「レースを楽しむこと」。号泣したクライマックス連覇から3カ月。田口の23年が地元児島からスタートした。

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