【東海S】ハギノアレグリアス 万全仕上げ 四位師納得の笑み「いい動きだった」
「東海S・G2」(22日、中京)
万全に近い状態に仕上がった。みやこSが惜しい2着だったハギノアレグリアスは18日、川田を背にして栗東坂路で単走追い。最後に軽く気合をつけた程度の軽めの追い切りだったが、伸びのある大きなフットワークで勢い良く駆け上がった。
「サラッとだったけど、いい動きだったね。最後の伸びが良かった。予定通りで、いいと思うよ」と四位師は好調が伝わるアクションを見て、納得の笑み。全体は4F54秒8と控えめだが、ラストは12秒4と鋭い。前走から2カ月半の間隔があいているが、太め感もなく、いきなり走れる態勢にある。
3歳秋に屈腱炎を発症して、1年8カ月という長い休養があった馬。足元の不安が完全に解消されたわけではないが、重賞を勝つために攻めの調教を貫いている。「あとはレースまでしっかりとケアをして、無事に競馬に向かいたい。何とか結果を出したいね」と指揮官は力を込める。舞台は2戦2勝の中京で、鞍上はリーディング騎手の川田と好走条件は整った。持てる能力を出し切って、重賞初制覇を決める。