「若駒Ｓ」（２１日、中京）

　新馬戦でＶを決めたマイネルラウレアが連勝を狙う。スローペースの差し切りだったが、ラストの脚が鮮やか。宮師は「ゴールで一杯になったわけではなく、ゴールに入ってからもまだまだ伸びていた。追い切りもはじけ方が良かったからね。折り合いもついて、いい勝ち方だった」と納得の表情で振り返る。

　０６年北九州記念を制した祖母コスモフォーチュンに、母マイネボヌール、そして２１年アルゼンチン共和国杯など３度の重賞２着がある半兄マイネルウィルトスと、宮厩舎ゆかりの血統だ。「短距離だったお母さんとは違った走りをする。ウィルトスはスタミナがあったけど、この馬もスタミナがあると思う」。熟知する一族だけに、思いもひとしおだ。

　ダービー馬も輩出している出世レース。「あとは平均ペースになった時にどういう競馬ができるか。遊びがある分、楽しみがあるよ」と期待を込めた。