【ボート】住之江PG1 田口節子が大会初の連覇達成「ご褒美みたいな感じ」

 ティアラを乗せポーズを決める田口節子
 12Rを制して涙する田口節子(撮影・石井剣太郎)
 ティアラを乗せファンに手を振る田口節子
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 「クイーンズクライマックス・プレミアムG1」(31日、住之江)

 2号艇の田口節子(41)=岡山・85期・A1=が2コースから差して1着。21年の福岡に続く優勝で大会初の連覇を決め、自身4回目のG1Vを達成した。1号艇で人気を集めた平高奈菜が2着、3着には長嶋万記が入った。

 再び頭上にティアラを輝かせた。田口が2コースから差してV。2コースまくりで制した21年の福岡に続き、大会史上初となる大会連覇を達成した。歓喜のVゴールを駆け抜けてピットに引き揚げると、こみ上げるいろいろな思いを抑え切れず「自分でもなんでこんなに感情が出るのか分からなかった」と、涙でVを喜んだ。

 レースは1周1Mで差して先頭に躍り出たが「今節は初めて試運転で転覆。怖くていつこけるかと思って3周長かった」と振り返った。それでも「緊張もしなかったし、2号艇だったので、楽しもうと思って一日普段通り過ごせた」と平常心でVをつかんだ。

 誰も成し遂げていなかった大会連覇を達成し、若手の台頭も著しい女子レース界においてまだまだ存在感を示す形となったが「操縦性とか若い子にはかなわないと痛感している。今回に限ってはやるべきことをやって走ろうと思っていた」とおごることはなく、殊勝な姿勢は変わらない。連覇を「ご褒美みたいな感じ」と振り返ったヒロイン。23年も自身のできることをこなしながら3連覇を目指して女子ボート界を盛り上げていく。

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