【競輪】平塚ガールズグランプリは柳原真緒が初優勝 児玉碧衣、佐藤水菜が落車で波乱

 ガールズグランプリを制し、涙をぬぐう柳原真緒
 ガールズグランプリを制し、ゲストプレゼンターの古閑美保と記念写真に納まる柳原真緒(左)
 ナンバー1ポーズでウィニングランをする柳原真緒(撮影・佐藤厚)
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 「オッズパーク杯ガールズグランプリ2022」(29日、平塚)

 グランプリシリーズ2日目の11Rで実施され、柳原真緒(25)=福井・114期・L1=が1着。勝負どころで最後方の7番手に置かれたが、最終2角手前から内に進路を取り、4角手前からは外に持ち出し、直線で伸びて先頭でゴール。賞金1100万円(副賞込み)を獲得し、2018年7月のデビューから、4年5カ月で初の賞金女王に輝いた。

 先行した尾方真生(福岡)の3番手を確保し、番手まくりを敢行した奥井迪(東京)を差し切った山原さくら(高知)が2着に入り、奥井は3着。児玉碧衣(福岡)は懸命に外を踏んだが、石井寛子(東京)に押し上げられて落車。児玉に乗り上げた佐藤水菜(神奈川)も落車(再乗5着)し、石井は失格と判定された。

 ヒロインの柳原は表彰式で師匠の市田佳寿浩氏からインタビューを受けた。「(6R発売中の特別選手紹介で)市田さんにインタビューをされて緊張しましたが、レースは冷静に走れました」と先に緊張してしまい、本番はリラックスできたことを強調。「師匠から『勝ったと思ったら負け』と言われていたので、最後まで思い切り踏みました」と内で詰まりながらも諦めずに踏めたことで優勝を呼び込んだようだ。

 「夢がかないました。周りの方に感謝します」と言うと、柳原の目からは涙がこぼれる。「レース内容や脚はまだ女王と言えるものではないですが、来年はグランプリを獲った選手として、しっかり走りたいです」と2023年も躍進を誓った。

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