【福島記念】ユニコーンライオンが蹄葉炎から復活V 矢作師喜びひとしお「よくぞここまで」

 「福島記念・G3」(13日、福島)

 今年も矢作厩舎が誇る快速馬が、みちのくの競馬ファンを酔わせた。10番人気のユニコーンライオンがマイペースの逃走劇を披露。昨年の僚馬パンサラッサに続いた。

 「最近は逃げ馬ばかりで心臓に悪いよ」と、レース連覇となった矢作師は苦笑いだが、この勝利はひときわ感慨深いものだ。昨夏の鳴尾記念で重賞初制覇を決め、続く宝塚記念で2着と一気に本格化の勢いを見せたが、その後に不安を発症。「1年前の今頃は蹄葉炎で死にかけていた。よくぞ、ここまで復活してくれたね。それが一番うれしい」と喜びをかみしめた。

 復帰後も2桁着順が続いていた。それでもトレーナーが「強いメンバーとやってきたし、ここなら。強い意志で臨んだ」と言えば、初コンビの国分優も「枠が決まった時点で絶対にスタートは負けないようにと思いました。あとは馬を邪魔しないよう。他の馬は眼中にありませんでした。何とか粘ってくれと」と気合の騎乗を回顧。-思いは通じた。

 今後はジャパンC(27日・東京)に登録したが、師は「状態を見て慎重に」と話すにとどめた。リーディング厩舎からまた1頭、頼もしい戦力が復活した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス