玉川徹氏、おこめ券値下げ「利益取らないってこと」 通常販売なら「MAX160億円」の利益→「鈴木大臣もそれを見込んで言ってた」
テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」が15日放送され、価格に変化が起きていることや政府が推奨するおこめ券配布を巡る新たな動きについて取り上げた。
番組では、これまで高止まりが続いていた米の平均価格に下落の動きが出てきたことを伝えた。これまで5キロ4000円台だったが、年末に向けて3500円に下がるとし、年明けになるとさらに安くなるとの米業者の話を紹介した。
また、おこめ券を販売する業者が値下げを決定。通常1枚500円で販売し経費や利益が差し引かれ利用できるのは440円分だったが、発行元の全米販は23円値下げの477円で、JA全農は20円値下げの480円でそれぞれ販売するとしている。
元テレビ朝日社員の玉川徹氏は「需要と供給で決まりますから、下がっていくに決まってるってずっと言ってたんですけど。下がっていくのにおこめ券を配って需要を増やすっていうのは価格を維持することになるんですよ」と指摘した。
続けて「そんなこと分からないはずがないですよ、鈴木大臣が。そんなもの分かってましたよね。逆にいえば価格維持のためにっていうようなことでしょってなるんですよ」と見解を示した。
さらに値下げを決めたおこめ券についても言及。「もうひとつ分かったのは、おこめ券値下げするんですね。20円ぐらい下げられますって話でしょね。利益取りませんって言ってるんでしょ。今まで利益どれぐらいですかって聞いても教えてくれなかったんだけど、これぐらいだったんだなって」と値下げ額が、そのまま発行元の利益になっていたと推測した。
おこめ券配布について最大で4000億円投入される可能性があったとし、「4000億の4%ですから、160億円がこの2つのところに行く可能性があったわけですね。そのへんだって分かってますよ、鈴木大臣は。バカじゃないんだから、頭いいんだから。そういうことを見込んでこういうことを言ってたんだなというのが透けて見えたな」とおこめ券配布について改めて批判した。
