【アルゼンチン共和国杯】ブレークアップびっくりV 鞍上の田辺「まさか勝てるとは」

口取り写真に納まるブレークアップと田辺(右端)。左から2人目は黒岩師
力強く抜け出したブレークアップ(右から3頭目)
2枚

 「アルゼンチン共和国杯・G2」(6日、東京)

 田辺騎乗の6番人気のブレークアップが、3番手から直線で力強く抜け出し、重賞初Vを果たした。次なるターゲットはもちろんG1タイトル。勢いに乗って頂点をつかみ取るのみだ。2着は5番人気のハーツイストワール、3着は3番人気のヒートオンビート。1番人気のテーオーロイヤルは6着に終わった。

 前走で3勝クラスを勝ち上がったばかりのブレークアップが、G1馬も重賞の常連も一蹴。昨年の京都新聞杯10着以来2度目の重賞挑戦で、一気にG2タイトルを手に入れた。

 戦前は「他が行かなければ自分で行こう」との考えもあったという田辺だが、馬のリズムを優先し、3番手のインで流れに乗った。ヒヤリとしたのは直線入り口。逃げるキングオブドラゴンが内ラチに激突し、反動で外へ。しかし、寸前の所で接触を回避し、残り300メートル過ぎで先頭に立つと、じわじわとリードを広げて後続の追い上げを振り切った。

 田辺は「まさか勝てるとは…。前回のレースが成長を感じる内容だったので楽しみにしていたけど、相手も強かったんで、どこまでやれるかと。正直ビックリ。うれしいですね」と目を丸くする。以前は逃げがベストの戦法も、前走で控えても踏ん張れるようになった走りを分析し、今回は「そこにかけてみた」と胸を張る。

 今夏初めて4カ月の休養を挟んだ。そのリフレッシュが成長を促し、黒岩師は「前走から走りが変わった」と手応えを得ていた。「今回は相手が強くなってチャレンジャーの立場。逃げる馬の後ろで運ぶという、作戦通りに乗ってもらえたのが大きかった」と笑みをこぼした。

 このあとは「ジャパンC(27日・東京)か有馬記念(12月25日・中山)を目標にしたいと思います」と師は高らかに宣言。最高峰の舞台で、さらなるブレークを狙っていく。

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