【秋華賞】ナミュール あと一歩届かず2着も横山武「成長を感じられました」

 「秋華賞・G1」(16日、阪神)

 最後の1冠を狙った2番人気のナミュールは2着惜敗。中団の外めをリズム良く運び、直線の坂をグイグイ駆け上がってきたが、僚馬の背中にあと一歩届かなかった。横山武は「左に逃げるアンバランスな面があり、一番の勝負どころで遠心力とプラスして左にモタれてしまいました」と悔しさをにじませた。

 牝馬3冠レースを皆勤。1番人気に支持された桜花賞は大外枠が響いて10着も、勝ち馬とは0秒3差と着順ほど負けておらず、続くオークスが3着だったように、間違いなく能力は世代屈指の存在だ。鞍上は「重い感じはなかったですし、プラス20キロは成長分だったと思います。春より大きくなって良くなっていましたね。折り合いとか雰囲気も良かったですし、成長を感じられました」と今後への手応えは感じ取った。

 高野師も「4角で自分から外に流れてしまったのが惜しかったけど、上手に競馬をしてくれました。能力はG1級だと思います」と前を向き、言葉には自信があふれていた。この先は古馬との戦いとなるが、いつの日か必ず頂点をつかんでみせる。

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