岩田望来が意欲の土日17鞍騎乗 1週間前に戦列復帰 「結果を求められる世界」

 8月13日に左足甲を2カ所、および足の裏を骨折して戦列を離れていた岩田望来騎手(22)=栗東・藤原=が、先週からターフに復帰。24日の中京10Rで6番人気のタガノフィナーレを鮮やかな逃げ切りVへと導き、いきなり結果を出してみせた。

 1カ月以上に渡った休養期間。馬に乗れない時間も前向きに捉え、レース映像などを熱心に確認して、普段と違った角度から競馬を見つめ直し、成長への意欲は忘れなかった。久しぶりのレースには「体のブレが若干ありました」と苦笑いしつつ、「僕の思いに馬が応えてくれましたね」と感謝を口にする。

 復帰週は計6鞍にセーブしたが、今週は土日とも中京で17頭に騎乗予定。栗東トレセンでも精力的にケイコをつけ、騎乗感覚も随分と取り戻した。「ここは結果を求められる世界なので、何とか結果を出していきたい」と思いは貪欲。22年はここまで72勝を挙げ、全国リーディング7位と馬券的にも頼もしい存在となった若武者の復帰2週目に注目だ。(デイリースポーツ・S)

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