宗像義忠調教師（６８）＝美浦＝が今週の３重賞全てに管理馬を送り込む。開催３日連続での重賞勝利は９９年に白井寿昭元調教師が達成（５月２日の天皇賞・春＝スペシャルウィーク、８日のアンタレスＳ＝オースミジェット、９日の京都４歳特別＝ビッグバイキング）しているが、３日間開催の３連勝なら史上初。トレーナーは「３日も重賞に使うのは経験ないですね。みんな、先につながる競馬をしてほしい」と期待を寄せている。

　土曜の阪神ジャンプＳに出走するアルーフクライは「飛越が元々うまい馬。先週の練習も問題なかったし、ここで重賞に挑戦してみるのもいいのかな」と４６戦目での重賞初チャレンジを楽しみにしている。日曜のローズＳに使うルージュリナージュは水曜に最終追いを行い、「落ち着きが出て、馬がしっかりしてきた。レースに行くと掛かるので、そこがポイント」と展望する。

　月曜のセントライト記念に出走するラーグルフ（きょう追い切り予定）は「１Ｆ延長が鍵になるけど、鞍上の指示を聞けるようになっているので、その辺に期待しています」。目指すは３重賞ジャックだ。（デイリースポーツ・刀根善郎）