5日午前5時55分ごろ、茨城県美浦村の美浦トレーニングセンター従業員宿舎で、元騎手の栗原洋一調教助手(59)が胸をナイフで刺されているのを同僚が発見した。病院に搬送されたが、命に別状はないという。
県警稲敷署は殺人未遂容疑で捜査を開始。同署によれば、勤務時間になっても出勤しないため、同僚男性が宿舎を訪問。玄関の鍵が掛かっていたため、合鍵で部屋に入ったところ、ナイフが胸に刺さった状態でベッドの上に倒れていたという。本人は「誰だか分からない人に刺された」と話している。
栗原助手は74年に騎手デビューし、通算1653戦111勝(うち障害672戦69勝)の成績で01年に引退した。