【宝塚記念】デアリングタクトに光 ラスト猛追3着 松山「悔しい」も「今後が楽しみ」

 「宝塚記念・G1」(26日、阪神)

 3冠牝馬に復活の兆しだ。4番人気に支持されたデアリングタクトは中団外めで折り合うと、3角過ぎから徐々に進出開始。直線はメンバー2位の末脚で前を追い、ゴール寸前でディープボンドをかわして3着に入った。

 長期ブランクから明けて2戦目での確かな前進。ただ、主戦の松山は「悔しい。馬は本当に良くなっていたし、何とか結果を出したかった。スタートも上手に出て中団で流れに乗り、最後まで自分のレースをして見せ場もつくってくれたんですが…」と唇をかんだ。

 それでも、右前脚の繋靱帯炎という、引退に追い込まれても不思議ない大ケガから舞い戻った相棒に、「すごい馬です」と称賛の言葉。「ここでやれると分かったので、今後が楽しみですね」と秋の完全復活を見据えた。

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