【日本ダービー】オニャンコポンでJRA史上最年少の栄冠へ 菅原明良に緊張なし

 「日本ダービー・G1」(29日、東京)

 今年の出走ジョッキーでは最年少となる21歳での参戦だ。菅原明良騎手=美浦・高木=がデビュー4年目でダービーに初挑戦する。相棒は新馬戦から5戦全ての手綱を取るオニャンコポン。「ずっとコンビを組ませていただき、感謝の気持ちしかありません。結果を出さないといけないと思うし、競馬ぶりで恩返しをしたい」と意気込んでいる。

 最も記憶に残るダービーは、競馬学校在籍時に現地観戦した16年。サトノダイヤモンドと死闘を展開したマカヒキが、東京競馬場の大観衆に喝采を浴びていた。「日本で一番と言っても過言じゃないレース。まさか4年目で乗せてもらえるとは」。謙虚に語るが、デビュー3年目の昨年に重賞初制覇(東京新聞杯=カラテ)を含む75勝を挙げて一気に飛躍。今年もNHKマイルCで18番人気のカワキタレブリーを3着に導くなど存在感を示している。

 21歳2カ月18日(レース当日)での勝利となれば、史上3位の年少ダービージョッキー(54年中央競馬設立以降では史上最年少)となる。「緊張?いや、まだあまりしていません。レースでも緊張しないと思います」。大物ぶりを発揮して、思い切った騎乗を貫くのみ-。関東の若きホープが喝采を浴びるシーンを見てみたい。

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