ルーラーシップ産駒ビターグラッセ 文句なしのバネ 栗田師「牝馬にしては雄大」

 東西の注目厩舎の素質馬を紹介する2歳馬情報『厩舎編』。今回は栗田厩舎の精鋭を紹介する。

 ◇栗田厩舎

 21年はタイトルホルダーが皐月賞2着で、秋には菊花賞V。見逃せない注目厩舎だ。

 ルーラーシップ産駒のビターグラッセ(牝、母アンソロジー)は異父姉が今年の福島牝馬Sを勝ったアナザーリリック。近親には国内外のG1戦線で活躍したポップロックがいる。栗田師は「牝馬にしては雄大な体つきで、文句のないバネを持っている」と期待は大きい。

 17年ダービー馬レイデオロの半妹ラディアンシア(父ロードカナロア)は血統的にも注目度は高い。母ラドラーダの子どもでは初の牝馬。現状は「まだ背中が弱いのでじっくり調整する予定。胴が詰まった体形なので、距離はマイルから中距離くらいですかね」という評価だ。

 アイリッシュパール(牝、父サクソンウォリアー)は、母ホームカミングクイーンが12年英1000ギニー(G1)の覇者で、半兄シェールも愛G1を制した。「ムチっとした体つきでパワータイプ。成長を見ながらデビューを考えたいです」と感触を伝える。

 コンスピキュアス(牡、父エピファネイア、母デルマコイウタ)は、祖母が98年オークス2着のエアデジャヴー。「シルエットはいいし、前向きな気性の持ち主。距離はある程度、持ちそうな雰囲気があります」と特徴を挙げる。シルバーステート産駒のイサイ(牡、母フォーシンズ)も「バランスのいい体つきで、いかにも切れそうなタイプです」と好感触だ。

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