【皐月賞】デシエルト鋭伸11秒0 気性面もOK 安田隆師「申し分ない」

 「皐月賞・G1」(17日、中山)

 デビューから無傷の3連勝中と勢いに乗るデシエルトは7日、岩田康を背に栗東CWで単走追い。前半から抜群の行きっぷりを見せ、鞍上が懸命になだめる場面もあったが、直線で仕掛けられると、さらに加速してみせた。タイムは6F81秒6-35秒3-11秒0。ラストの鋭い伸び脚は目立っていた。

 見守った安田隆師は「動きはすごかったね。走りはダイナミックだし、時計と照らし合わせても申し分ない」と満足そうな表情。初めての芝だった若葉Sを、3馬身差で楽々と逃げ切ったポテンシャルの高さを信頼する。その一方で「テンションがすごく高くて、これ以上、上がると元も子もなくなる」と指揮官は心配したが、それを隣で聞いていた岩田康が「前走よりも全然マシ」とすぐに不安を一蹴。無敗でのクラシック戴冠へ、ムードは盛り上がりつつある。

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