【POG】ジオグリフは共同通信杯へ 興味深いメンバーがそろいそう(美浦発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 先週の京成杯はオニャンコポン(牡、小島)が勝利!ホープフルS(11着)では好結果を残すことができませんでしたが、見事に巻き返してみせました。多くの馬が早めに動くなか、ひと呼吸我慢しての追いだしで勝利に導いた菅原明Jの手腕もお見事でしたね。次走は皐月賞(4月17日・中山、芝2000m)への直行が有力とのこと。昨年はエフフォーリアと横山武が勝利して鞍上の大ブレークの発端となったレースですし、菅原明Jもここで大きく羽ばたくきっかけになればと思っています。楽しみですね。

 新馬戦では16日の芝1600mに出走したウインエクレール(牝、畠山)が人気に応えて勝利。期待値の高い馬でしたが、きっちり勝ち切れたことは今後のローテーションを考える上でも非常に価値の大きい勝利となりました。次走はデイリー杯クイーンC(2月12日・東京、芝1600m)が目標とのこと。その新馬戦で2番人気に支持されていたコウソクブラック(牡、中舘)は12着と大きく負けてしまいました。「正直ショックが大きい。気持ちが高ぶっていたのが敗因かもしれないが…。競馬は難しいね」と師もショックを隠し切れない様子。「3勝クラス(デュアライズ)とオープン(アポロビビ)を勝っていても素直に喜べないくらい。何とか次は巻き返したいですね」と話していた。馬体の良さは際立っていただけに、次戦も見守っていきたい。12月19日に中山の新馬戦を強い勝ち方をしてみせたアオイモエ(牝、中舘)は予定通りクイーンCを目標に帰厩している。

 朝日杯FSで5着に敗れていたジオグリフ(牡、木村)は、共同通信杯(2月13日・東京、芝1800m)を目標にするとのこと。もともと素質馬が集まりやすいレースではありますが、なかなか興味深いメンバーがそろうレースになりそうです。クラシックに向けて大事なポイントとなりますね。(馬三郎美浦支局・木村)

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