【エリザベス女王杯】ウインマリリン心配なし アクシデントなんの!手塚師も合格点
「エリザベス女王杯・G1」(14日、阪神)
ウインマリリンは10日、美浦Wで単走。前半はゆったりとラップを刻み、ラスト1Fで鞍上の手が動くとしっかりと反応を示した。5F69秒0-38秒6-11秒5。秋初戦のオールカマーを制するも、この中間に持病の右の肘腫が悪化し、熱発するアクシデント。その影響で1週前追い切りの動きは重苦しかったが、このひと追いで不安は解消されつつある。
手塚師は「動きを見る限り、(熱発の影響は)気にせずレースに向かえる」とジャッジ。「オールカマー後1週間は楽をさせましたが、調整自体はうまくいったと思います」と仕上がり具合に合格点をつけた。
菊花賞、天皇賞・秋に続くG1実施機会3連勝が懸かる横山武は「(騎乗した1週前の感触が)かなり悪かったので」と控えめだったが、「根性がある子。馬自身が競馬までに体調を戻して頑張ってくれることを願って」と精神面の強さに期待する。
フローラSを制しオークス2着など、3歳時から世代上位の力を見せて、昨年の同レースは4着。4歳になった今年は日経賞、オールカマーと牡馬相手の重賞を制し、着実にパワーアップを遂げている。このメンバーでも地力は上位の存在。悲願のG1獲りへ、どこまで復調できるかが鍵となる。