【競輪】ガールズケイリン・日野未来は元グラドル 14キロ減量成功で急上昇中

 愛機を手にほほ笑む日野未来
 競輪場でグラビアポーズ
 グラビアアイドルだった頃
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 グラビアアイドルから転身して、競輪選手として3年を過ぎた日野未来(28)=奈良・114期・L1。一時期は下から数えた方が早いくらいに順位を下げていたが、最近は減量を機に上昇中。伸びしろがまだまだある日野を直撃した。

 10代後半から芸能界に身を置いた日野。福岡のアイドルグループから始まり、上京してからはグラビアアイドルとして活動。イメージDVDのリリースはもちろん、テレビ番組にも数多く出演した。

 グラドル時代に出演したインターネット番組で競輪と出会った。20歳を過ぎており、普通なら車券を買う側として競輪にハマっていくが、彼女は違った。22歳でガールズケイリンの選手になることを決意。車券を買われる側を選択した。

 選手を目指して縁もゆかりもない奈良に移住。その後は猛練習で日本競輪学校に一発合格。114期生として入学し、女子4人目となる優秀な生徒に与えられるゴールデンキャップを獲得するなど、周囲の期待を背負って2018年7月にデビューした。

 だが、実際のレースになると簡単に勝てない。コンスタントに3連単車券へ貢献したものの、優勝どころか、昨年序盤は決勝進出からも遠ざかり、競走得点は急降下した。

 その後はガールズのトップレーサー・尾崎睦(神奈川)、児玉碧衣(福岡)らから助言をもらい、少しずつ成長。最近は「コロナ禍で外出ができないので、自炊するようになったんです。学校(日本競輪学校)時代に教わっていたので、上手に料理できています」と栄養面にもこだわっている。

 その影響で14キロの減量に成功。グラドル時代よりもスマートな体形に見える。「筋肉量が増えたせいでしょうね。最近は体幹を鍛えたり、奈良で(18年GP覇者の)三谷竜生さんたちと充実した練習をできています」。決勝2着(今年8月の奈良)が自身最高の成績。デビュー時よりスピードは上がり、パワーも付けてきた。初優勝は時間の問題。デビューから掲げてきた目標の「ガールズグランプリ出場、そして優勝」へ向け、日野は力強く突き進む。

 ◆日野未来(ひの・みらい)1993年1月26日生まれ。28歳。大分市出身。165センチ。16年3月に高等学校卒業程度認定試験に合格し、17年に日本競輪学校(現・日本競輪選手養成所)に入学。18年7月に奈良でデビュー。同月の岸和田で初1着を挙げた。通算成績は1着16回、2着34回、3着27回(238走)、優勝はまだない。通算獲得賞金額は1967万2100円(2日現在)。

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