【POG】兄コントレイルとは違うサンセットクラウドの走りに注目

 「新馬戦」(16日、東京)

 満を持しての東上だ。20年、無敗で3冠馬に輝いたコントレイルの全弟サンセットクラウド(牡2歳、栗東・矢作)が、土曜東京5R(芝1800メートル)でついにベールを脱ぐ。

 兄とは異なる芦毛の馬体。推定450キロとサイズ感はほぼ同じでも、シルエットや性格は違うタイプに出た。担当の久保助手が「普段はおとなしい。人懐っこくてかわいいよ」と話すように、手の掛からないタイプだ。

 それでも、栗東坂路での最終リハはダートG1馬ダノンファラオ(4歳オープン)の胸を借りて4F54秒0-39秒0-12秒6をマーク。1馬身先着に、騎乗した古川奈穂は「馬体を合わせた時の反応が良かった」と、この血統らしい負けん気の強さを感じたようだ。

 偉大なる兄と現段階で比較するのはかわいそうだが、その兄の主戦も務める福永は調教に2度騎乗して好感触を得ている。「コントレイルのデビュー時に比べるとまだ動きは目立たないけど、その他の兄姉みたいにダートの短距離馬とは思わない。初戦からどれぐらい動けるか楽しみにしている」。兄は兄、弟は弟。“飛行機雲”とは違う“夕焼け雲”の走りに注目だ。(デイリースポーツ・松浦孝司)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス