【ボート】徳山G1 羽野直也がイン逃げで初の若手頂点 自身2回目のG1Vで賞金ランクは22位

優勝戦を制し手を振る羽野直也
優勝し記念写真に納まる羽野直也
優勝しポーズをとる羽野直也
3枚

 「ヤングダービー・プレミアムG1」(26日、徳山)

 若手レーサーの頂点を決める優勝戦は、1号艇で人気を集めた羽野直也(26)=福岡・114期・A1=が、インから逃げてヤングダービー初制覇。2017年10月の大村周年以来となる自身2回目のG1優勝を飾り、優勝賞金1100万円を獲得した。2コースから差した関浩哉が2着。2周2Mで前競りを差した中田達也が3着に入り、本命サイドの決着に終わった。

 新世代を引っ張ってきた羽野が力を見せつけて若手の頂点に立った。「少し放ってしまった」と反省はするが、インからコンマ07のトップSを決め、1Mの手前で2号艇と接触するアクシデントにも動じることなく逃げ切った。

 デビュー3年6カ月目の17年10月の大村周年では、記念、SG戦線で活躍する先輩たちを相手にG1を初制覇。その後は若手の代表としてずっと注目を浴び続けた。今節は「勝ちたいではなく、勝たないといけない」という強い気持ちを持っての参戦だった。それだけに「人気も背負っていたし、結構疲れました」とホッとした表情を見せた。

 G1覇者となり、約4年の月日が流れての2勝目に、「2年前は成績が良くなくて苦しんだ。それがあって成績を上げられた。成長はできている」と技術面だけではなく、メンタル面でも着実に向上してきた。

 この大会はまだ2回優勝した選手はいないが、現在26歳の羽野には、まだあと3回出場できるチャンスがある。「2回といわず何回も獲りたい」と、どん欲だ。さらに、賞金ランクでは、22位まで浮上し、初のグランプリ(12月14~19日・住之江)出場も視界に入ってきた。「まだ出場したことはないし、イメージはできてない。でも、1走1走積み上げていきたい」と、年末の大一番出場へのイメージを膨らませていた。羽野はまだまだ成長していく。

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