【ローズS】オヌール成長の跡 ひと夏越してパワーアップ 友道師「ダイナミックに」

 「ローズS・G2」(19日、中京)

 春とは違う。力感を増した脚取りに成長の跡をにじませ、オヌールが臨戦態勢を整えた。12日に栗東CWの3頭併せで5F70秒1-39秒9-11秒8をマークしており、15日は同コースで半マイルから単走で上がり重点という形。体全体をしっかりと使い、滞空時間の長い躍動感に満ちたフォームで4F51秒9-37秒7-11秒8をマークした。

 中間に多少、カイバの食いが落ちたため、1週前追い切りを日曜日に行うプランへと変更することになったが、しっかりと修正できたよう。見届けた友道師は「見た感じがしっかりとして、動きがダイナミックに。春に比べてパワーアップしていますね」と手応えをつかんでいた。

 デビューから2連勝で挑んだ前走のフローラSは8着。成長途上の中での東上だったことが響いた。しかし、ひと夏を越してたくましさを身につけた。指揮官は「母系、そして父のいいところを引き継いでいます。最後の1冠を目指して頑張ろうと思います」と大舞台を見据えた。期待のディープインパクト産駒が桶狭間で夢を紡ぐ。

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