【POG】ドウデュースはアイビーSへ(栗東発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター塩手智彦が、栗東トレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 5日に行われた小倉2歳Sはナムラクレア(牝、長谷川)が後方追走から直線で大外一気を決めて、重賞初Vを飾った。19年3月に開業をした長谷川浩大師はこれがJRAでの重賞初制覇。浜中Jは前日に負傷した和田竜Jから急きょの乗り代わりでの騎乗だったが、見事なエスコートで勝利へ導いた。

 レースを振り返って、師は「輸送競馬が続いていましたが、馬体が減らずにいい状態でレースへ臨めました。後方からになりましたが、周りの馬を見ながら流れに乗れましたし、いい形でレースができました。流れも向いてくれましたが、いい走りができました」と愛馬の成長著しい姿に目を細めた。次走はファンタジーS(11月6日・阪神、芝1400m)を予定。「ためる形で結果を出せたのは大きかったですね。徐々に距離を延ばしていければと思っています。この後はもっと強い馬と戦うことになりますが、ナムラクレアもまだまだ成長をすると思いますし楽しみです」とさらなる飛躍に期待した。

 1番人気だったショウナンマッハ(牡、茶木)は1秒2差の7着。師は「前半3Fは33秒6でしたが、ラップ以上に厳しい展開でしたね。押し出されてハナへ立つ形になり、他の馬の目標になってしまいました。それに馬場状態も悪過ぎました」と厳しい条件が重なったことを敗因に挙げた。今後については「放牧を挟んでから、もみじS(10月17日・阪神、芝1400m)を目標に調整をします。スピード一辺倒の馬にはしたくありませんし、ためる形の競馬を教えていこうと思います」と展望を語った。

 ここでは友道厩舎の馬の動向をお伝えしたい。

 5日の小倉新馬戦(1800m)を勝ったドウデュース(牡)は放牧へ。その後にキーファーズのホームページでアイビーS(10月23日・東京、芝1800m)を向かうことが発表された。

 同日の札幌で未勝利戦(芝2000m)を勝ったジャスティンスカイ(牡)は放牧へ。次走は未定。レースを振り返って、師は「のんびりした性格で、1回使った効果が大きかったですね。先々が楽しみになる勝ち方だったと思います」とコメント。

 フィデル(牡)は予定していた野路菊S(25日・中京、芝2000m)を回避することになり、次走は白紙に。

 8月14日の新潟新馬戦(芝1600m)を快勝したミント(牝)はアルテミスS(10月30日・東京、芝1600m)を予定。

 19年の当歳セレクトセールで5億760万円(税込み)の高値で取引されたストロングタイタン、ギルデッドミラーの半弟リアド(牡)は福永Jで10月24日の阪神新馬戦(芝1800m)でのデビューが決まった。来週あたりに栗東へ入厩する。 (馬三郎栗東支局・塩手)

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