パワハラ裁判 木村調教師に裁判所から和解案提示へ 問題なければ10月8日に成立

 大塚海渡騎手(20)=美浦・フリー=がパワハラを受けたとして、元所属厩舎の木村哲也調教師(48)=美浦=に損害賠償を求めた民事訴訟の第5回弁論準備手続きが10日、茨城県の水戸地裁土浦支部で行われ、来週中にも裁判所から和解案が提示されることとなった。

 原告側の鈴木和憲弁護士は「書面を出して双方の主張が終わり、お互いに証拠も提出しました。和解案に問題がなければ和解は10月8日に成立しますが、お互いに受け入れられなければ、裁判は今後も続いていきます」と話した。

 なお、被告の木村調教師は刑事裁判により暴行の罪で略式命令を受け、7月27日に罰金刑が確定。JRAから10月31日まで調教停止処分を科せられている。

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