【アスター賞】白毛の新ヒロイン・ハイアムズビーチが連勝目指す

 「アスター賞」(11日、中山)

 新種牡馬ドレフォンを父に持つ、白毛一族のニューヒロイン・ハイアムズビーチ(牝2歳、美浦・萩原)が、アスター賞で無傷の2連勝を狙う。

 シラユキヒメを祖母として、母は08年関東オークスで白毛馬初の重賞Vを果たし、09年デイリー盃クイーン賞など牝馬交流重賞3勝を挙げたユキチャンと、3代続く白毛馬。21年の桜花賞馬で、札幌記念では古馬を撃破したソダシはいとこにあたる。

 6月の東京デビュー戦では、好位から逃げた2着馬をきっちりかわして快勝。「逃げ馬が勝つ展開を、よくとらえてくれました」と萩原師は振り返る。3着馬はその後、2連勝でダリア賞を制しており、レースレベルも悪くなかった。

 最終追い切りは美浦Pで、毛色は鹿毛だが、同じ白毛一族マーブルケーキの初子ルージュエクレール(2歳新馬)を3馬身誘導する格好から、4F51秒9-38秒2-11秒5で半馬身先着した。トレーナーは「動きは良かったですし、馬体重を含めて前走と変わらない状態で来ています」と好仕上がりをアピール。

 「距離延長と相手関係が鍵になるけど、いいスピードを持っている馬。期待に応えられるように頑張りたいですね」。さらなる高みへ向けて、期待を膨らませていた。(デイリースポーツ・村上英明)

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