【小倉2歳S】スリーパーダ 芯入った 楽な手応えで併入 斉藤崇師「センスいい」

 「小倉2歳S・G3」(5日、小倉)

 スリーパーダは2日、岩田望(レースは福永)を背に、栗東坂路で外のエルカスティージョ(3歳1勝クラス)を前に見る形で駆け上がる。1完歩ごとに見る見る差を縮めると、楽な手応えで馬体を並べて、4F54秒5-39秒7-12秒2をマークした。斉藤崇師は「良かったです。もともと完成度は高いですが、1回使ったことで芯が入ってきた感じがします」と納得の表情だった。

 キャリア一戦で挑むが、布石は打ってきた。「福永ジョッキーがここを見据えて“ハナに行くだけじゃ駄目だ”と、新馬戦でレースを教えてくれました」。意図的に控えた競馬にも難なく対応し、上々の勝ちっぷりを披露した。半姉に16年オークス馬シンハライトを持つ良血馬らしく、指揮官は「センスがいい」と高く評価する。

 「前向きで、素直さがあり、スピードもある。現状の力でどれだけやれるか」。“ナツコク”ラスト重賞で力試しだ。

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