【新潟記念】ザダル 末脚キラリ 持ったままで1馬身先着 大竹師「いい状態」
「新潟記念・G3」(5日、新潟)
重賞連勝への準備は整った。前走エプソムCで重賞初Vを飾ったザダルの最終追い切りは1日、雨水を含んで時計を要する美浦W。トゥルーアート(3歳1勝クラス)を先行させ、直線は持ったままで軽快にストライドを伸ばすと、5F69秒3-37秒8-11秒7を刻んで1馬身先着。ラストの末脚が印象的だった。
強めに追われた1週前追いでも、大竹師が「暑さに負けないように調整して、中間はイメージしていたよりいい状態」と話していたが、さらに上昇ムード。最終追いに騎乗した松浦助手は「最終追い切りに騎乗するのは久しぶりでしたが、成長している分、しっかり負荷をかけて動けていました。今回はシェイプアップできればというつもりでやってきましたが、素軽さが増していましたね」と上積みを確信していた。
夏の新潟最終週とあって、馬場は外差し傾向に。同助手は「直線でばらけるので実力が発揮しやすい」と舞台設定を歓迎だ。強烈な末脚を発揮して、秋の大舞台に殴り込みをかける。