【POG】新潟2歳Sをにらむ2頭は順調(栗東発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 新潟2歳S(29日・新潟、芝1600m)は、好メンバーがそろいそうな感じ。先週の当欄で取り上げたクラウンドマジック(牡、加用)、セリフォス(牡、中内田)のほかには、7月24日の新潟新馬戦(芝1600m)で4馬身差をつけて逃げ切ったオタルエバー(牡、中竹)、ベルカント、イベリスの半弟で7月10日の小倉新馬戦(芝1200m)を制したサイード(牡、角田)、6月26日の阪神未勝利戦を快勝したスタニングローズ(牝、高野)、ククナの半弟で6月19日の東京新馬戦(芝1600m)を制したアライバル(牡、美浦・栗田)、ステラヴェローチェの半妹で6月6日の東京新馬戦(芝1600m)を勝ったクレイドル(牝、美浦・黒岩)など、今からレースが待ち遠しくなるようなラインナップだ。

 ここではその中から、2頭の2週前の様子をお伝えしたい。

 オタルエバーは引き続き、幸Jで参戦予定。前走後は在厩で調整を続け、緩めることなく乗り込みを続けている。河嶋助手は「引き続きいい状態をキープできている。このままテンションを上げないように調整を続けていきたい」と感触は上々。レースについては「前走は逃げ切ったので、馬込みでの対応が鍵になると思う。1週前には前に馬を置いて追い切る予定。その動きを見てレース当日の作戦を考えたい」と見通しを語った。

 角田厩舎ゆかりの血統馬サイードは戸崎圭で参戦予定。逃げてスピードをフルに生かすベルカント、イベリスとは違って、好位から脚を伸ばして勝った内容はマイル適性の高さを十分に感じさせるものだ。角田師は「(新馬戦で騎乗した福永)ジョッキーは千二よりも長めの距離がいいと言っていたので、千六にシフトしていこうと。年齢を重ねるとスピード色の血統が強くなってくるかもしれないが、今のところはマイルでも掛かる心配はないと思う」とコメント。「サンデー(サイレンス)の血が入っている分、柔らかみがあるフットワークで跳びも割と大きい方」と舞台変わりもプラスに考えている様子。関東の名手が新たな面を引き出し、重賞制覇を狙う。(馬三郎栗東支局・塩手)

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