【ボート】芦屋SG 浜野谷がお待たせV「まだまだ若い者には負けたくない」

 「オーシャンカップ・SG」(24日、芦屋)

 お待たせいたしました-。14年4カ月ぶりに浜野谷憲吾(47)=東京・70期・A1=が戴冠。インからコンマ15のトップSで逃げ切り、2007年3月のクラシック(平和島)以来、5回目のSG優勝を飾った。オーシャンカップは初制覇。優勝賞金3300万円を獲得し、年間の賞金バトルも2位に浮上した。

 久しぶりに浜野谷がSGのVゴールを駆け抜けた。歓喜の瞬間、高々と人さし指を突き上げて栄冠をアピール。「時間がかかっちゃったね。お待たせしましたって感じ」と喜びをかみしめた。

 予選トップから勝ち上がり、堂々と臨んだ優勝戦のイン。「準優と同じレースさえできれば」と落ち着いて、向かい風の下でコンマ15のトップS。1Mは健在の旋回スピードで、差し迫る馬場を退けた。「全速で行けたし自分のターンができた。2Mは風が強くて失敗して“やっちゃった”と思ったけどね」と頭をかく。

 それでも2周目で勝利を確信。「前検日に前本選手から“いいね”と言われた伸びを落とさず、ちょっとずつトルク感を出せた」と節間を通して足を仕上げた勝利だった。

 その前本が6月にグランドチャンピオンを優勝したことも力になった。「同期のアラフィフが頑張っている。そりゃ、刺激になるでしょう」と明かす。今年11月で48歳。「年男だからね」と口癖のようにテーマを掲げ、3月、からつの優勝で全24場制覇を達成。4月の大村では2年半ぶりのG1優勝。地元の平和島で開催されるダービー(10月26~31日)も勝率で出場当確ランプをともしている。「まだまだ若い者には負けたくない。スピードだけは自信を持っていく」と円熟のモンキーターンで、さらなる快進撃を誓った。

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