【POG】ディアドラの全弟リューベックは18日にデビューへ(美浦発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお届け。木村トラックマンは今週も取材先の函館から発信です。

 いよいよ函館開催がスタート。いやー、本当に待ちくたびれました(笑)。函館に入っていたものの、やはり目の前に競馬がないと寂しいですよね。今は皆さんも同じようなジレンマを抱えているかと思いますが、ワクチンが広まれば元に戻るかもしれません。ただあまりにもワクチンに全てを託しすぎている感じがするので、思っていた成果が出なかった時に他の手立てがあるのかどうか心配ですね…。まあここでそんな事を書いても仕方ないのですが。

 さて先週の日曜東京の芝1600mではアバンチュリエが勝利。手綱を取った柴田善が「芝の返し馬でこれは走ると思った」とコメントしているように自信を感じさせる内容でしたね。スローの展開を大外一気に差し切るのですから上のクラスでも楽しみですね。次走は新潟2歳Sを視野とのこと。

 土曜東京の芝1800mはジオグリフが見事な差し切り勝ち。ドレフォン産駒、絶好調ですね。アメリカのダートで活躍した父ですが、芝でもきっちり勝ち上がっています。これまでもセリ市では高値で取引される産駒が多かったですが、この感じだと今年も人気を集めそうですね。このジオグリフはもともと日曜の芝1600mを予定されていましたが、急遽土曜に矛先を向けてきた馬だけに、アバンチュリエと対決していたらどうなっていたんでしょうかね。上級クラスでの対決も楽しみにしたいですが、こちらは札幌2歳Sを視野に入れて調整されるとのこと。直接対決はもう少し先になりそうです。

 さて函館では須貝厩舎の良血馬リューベック(牡、父ハービンジャー、母ライツェント)が18日の芝1800mにスタンバイ。ディアドラの全弟ですね。手綱は調教でも乗っている吉田隼が取るとのこと。ハービンジャー産駒らしからぬ手先の軽さが目立ちますね。いい雰囲気を持っている馬です。

 ホウオウブリッツ(牡、須貝、父モーリス、母ガールオンファイア)はホウオウライジンの半弟。今週はリューベックとの2頭で併せて追い切りを行っていました。こちらは25日の芝1800mを予定しております。

 英国G13勝でマイルCSにも3年連続で参戦して3着2回だったサプレザを母に持つ、サトノインプレッサの半弟クロステック(牡、大久保、父ロードカナロア)も函館に入厩。こちらもバランスの取れた好馬体が目立つ一頭。ゲート試験を合格後に一度放牧に出される予定とのことだが、実戦で見るのが楽しみ。(馬三郎美浦支局・木村)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス