【天皇賞】ワールドプレミア急浮上 一度叩いて上積み十分、19年菊覇者の意地見せる

 「天皇賞(春)・G1」(5月2日、阪神)

 ワールドプレミアは28日、栗東CWで単走。1週前の22日に併せ馬で7F95秒5-37秒2-12秒4とハードに追われており、直前は馬なりで息を整えることに主眼が置かれた。滑らかなフォームで駆け抜け、6F84秒2-40秒2-13秒5を計時した。

 友道師は「先週で体はできています。道中も折り合いがついていた。反応も良かったし、上がりの息の入りも問題なかった」と狙い通りの動きに納得の表情だ。「一度使って、フォームも良くなってきましたね」と、日経賞を使っての上積みも十分に感じ取っている。

 初コンビを組む福永も春盾初制覇への意欲を隠さない。ワールドプレミアが勝った19年菊花賞では、2着サトノルークスに騎乗しており、その強さを間近で感じている。さらに友道厩舎のスタッフとも、同馬について話す機会もあったという。1週前追い切りで初コンタクトを取り、「競馬では初めての騎乗になりますが、この馬の予備知識がある程度ある中で依頼を頂いた。持ち味をしっかり生かしたい」と好走のイメージを描いている。菊花賞馬の底力を見せる時が来た。

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