【ボート】45歳・原田幸哉が最年少名人 華麗なまくり差しで初出場V

マスターズチャンピオンで初優勝した原田幸哉
金メダルの盾を贈呈される優勝した原田幸哉(右)
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 「マスターズチャンピオン・プレミアムG1」(25日、下関)

 原田幸哉(45)=長崎・76期・A1=が、3コースからシャープにまくり差して優勝。昨年11月の津周年以来となる17回目のG1優勝を飾った。通算では88回目。賞金1100万円とともに、来年3月に地元・大村で行われるSG・クラシック(22年3月16~21日・大村)の出場権を獲得した。2着はインから先マイの太田和美(大阪)、3着は金子龍介(兵庫)だった。

 最大風速7メートルの強烈なホーム追い風が吹いて、3Rから安定板装着。悪コンディションを制したのは、SG3冠を誇る原田だった。枠なりの3コースからコンマ11のトップスタート(S)を放つと、内2艇の動きを見極めて鋭いまくり差し。バックでは早くも独走状態。残りターンも強風に負けず冷静に回って、歓喜のゴールに飛び込んだ。

 レース後は500発の花火に祝福されて笑顔満開。「出来過ぎでしょう。いかに西島さんのブロックをかいくぐるかだけを考えていたが、安定板がついてもエンジンが力強くて優勝戦が一番仕上がっていた。(気象条件的に)Sも難しいコンディションだったが、イメージよりはいいSが行けました」と、満足げな表情を浮かべた。

 18年に参加資格の年齢が45歳に引き下げられてから初となる45歳の優勝。昨年の村田修次の46歳9カ月を抜いて45歳6カ月で“最年少名人”の称号を襲名した。「優勝できてめちゃくちゃうれしい。ただ、半分恥ずかしいけどね」と頬を赤らめた。

 この優勝で来年3月に地元・大村で行われるSG・クラシックの出場権を獲得。「獲れたことは大きいし、ここ最近の(悪い)流れを一新できた。これからのSG戦線は気分良く走れる。地道に賞金を稼いでグランプリに出られるように頑張ります」。長年にわたって磨き上げてきたハンドルさばき、S力の“名人芸”を存分に発揮して、ボート界の頂点へと駆け上がる。

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