【ボート】宮島G1 尾嶋一広が予選通過へ気迫の攻勢を繰り出す

 「宮島ダイヤモンドカップ・G1」(7日・宮島)

 予選は4日目が終了。寺田祥(山口)が6Rで、6コースから豪快にまくってシリーズ2勝目をゲット。得点率首位に躍り出た。2位は桐生順平(埼玉)、3位には杉山裕也(愛知)が続いている。

 地元勢も元気いっぱい。大将格の西島義則(広島)は4日目2走を連勝と気を吐き、得点率は15位タイまで浮上した。4位タイの山口剛(広島)も首位通過を狙えるチャンスはある。

 尾嶋一広(33)=兵庫・101期・A1=が絶対に負けられない戦いに挑む。好枠の4日目1Rは、西島の差しが届き2着。「もう少し落ち着いて回れば良かった」と悔やんだが「レースはできる感じで△が付く足ではない」と戦える足はある。

 近況は4節で3回の優出、優勝1回とリズムは上向き。「やっと地力が付いてきたかな」と謙遜するが、当地も昨年2月の一般戦で優勝し、それ以降も2節連続で優出中。相性は決して悪くない。

 予選通過のボーダーラインは6・00。24位タイの尾嶋には2走で15点が必要条件だ。「レース後にチルト0で乗って、試運転の感触は良かった。チルト0で調整をしていく」と新たな選択肢を取り入れ、気迫の攻勢で難攻不落の準優ゲートを突破してみせる。

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