【マーチS】レピアーウィット 粘り腰発揮で重賞初V リズム重視で底力魅せた

 「マーチS・G3」(28日、中山)

 最後までしぶとく伸びた。6番人気レピアーウィットが好位の3番手から直線半ばで抜け出してV。ゴール前でヒストリーメイカーに詰め寄られながらも粘り腰を発揮し、6歳にして重賞初Vを達成した。

 石橋脩は「先生から気分良く乗ってほしいと言われ、僕自身もそれが一番大事だと思った」とレース前のプランを明かす。馬のリズムを重視した騎乗が功を奏した。「手応えは良かったし、2着馬が来たらまたハミを取ってくれた。まだ余力があったと思った」と、パートナーの底力を再確認した様子だ。

 3度目のチャレンジで、うれしい初タイトルをつかんだ。鞍上は「調教に乗せてもらって、体のキレはいいなと感じていた。たくさん使ってない馬だし、これからもっと良くなるのではないかと思う」と、年齢を感じさせない若さがあることを強調する。次戦は未定だが、タイトルホルダーとしてさらに上のステージに向かってまい進する。

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