【中山記念】ヒシイグアス躍動!万全仕上げ 破竹の4連勝へ態勢整った

 「中山記念・G2」(28日、中山)

 破竹V4で重賞連勝へ-。中山金杯で初タイトルを獲得したヒシイグアスが、万全の仕上げを施された。美浦Wで併せ馬を行い、終始楽な手応えで併入。堀厩舎も現役最多の中山記念3勝目が懸かる一戦。文句なしの態勢で伝統のG2獲りに挑む。

 ダイナミックなフォームで駆け抜けた。準備運動を終え、美浦Wに姿を現したヒシイグアスが迫力十分な走りを披露。2馬身先行するエスコバル(3歳1勝クラス)を目標に、余裕の手応えで直線へ。持ったままでギアを上げると、外を走る僚馬ときれいに馬体を合わせてフィニッシュ。確かな脚取りで5F68秒9-39秒8-12秒6を計時した。

 堀師は「1週前に息遣いが悪かったので日曜にウッドチップで追い、直前は足りなければ補うつもりでした」と最終追いの意図を説明。続けて、「反応、身のこなしが良かったので、しまいまでやる必要はありませんでした。まだ走りのバランスなどの課題はありますが、トモの緩さは取れています」と及第点を与えた。

 2勝クラス、準オープンと連勝を飾り、続く年明けの中山金杯で重賞初制覇と勢いに乗っている。その後は在厩調整。「いったん緩めると緩さが目立つ馬なので、続戦でコンスタントに乗り込んできました」。状態は維持している。

 次に狙うは伝統のG2戦。「走り慣れた中山の距離ですが、今回は開幕週を意識した乗り方になると思います」と指揮官は先行策を示唆した。調教後の馬体重は前走比6キロ減の490キロ。シャープに研ぎ澄まされたシルエットは、目下の充実ぶりを物語る。

 先週のフェブラリーSをカフェファラオで制した厩舎の好調な波にも乗って、さらなる高みを目指し、強敵を撃破する。

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