【京成杯展望】好素材プラチナトレジャーが主役

 中心は東スポ杯2歳S4着のプラチナトレジャー。勝ち馬ダノンザキッドと2着タイトルホルダーは次戦のG1・ホープフルSで1、4着。レベルの高い一戦だった。1週前追い切りは、美浦Dの3頭併せで年長馬相手に先着、併入と互角に動いており、仕上がりは万全。母は15年紫苑S2着馬だけに、中山へのコース変わりも不問だろう。賞金加算で春のクラシックを見据える。

 相手筆頭は新馬戦を完勝したタイソウ。外枠からスッと2番手のポジションを確保。スローな流れにも折り合いがついて、最速の上がりで抜け出すセンスのあるレースぶりが光った。西園師は「うまくいけばパテック(自身が管理した12年マイルCS覇者サダムパテック)くらい走る」と出世を期待した。ポテンシャルの高さで重賞の壁も突破する。

 未勝利戦を勝ち上がったタイムトゥヘヴン。先行策から直線では後続を突き放す一方で、最後は後続に8馬身差をつけて圧勝した。勝ち時計の2分3秒0は同日に行われたG1・ホープフルSとそん色のない好時計。今後が楽しみになる内容での勝利だった。母は06年の桜花賞馬キストゥヘヴン。血統背景から、重賞でも引けは取らない。

 デビュー戦を好内容Vのヴァイスメテオール。2番手追走から、直線に向いて抜群の手応えで先頭に立つと、後続を振り切って快勝。将来性を感じさせる勝ちっぷりだった。その後は放牧を挟み、成長を促した。2戦目でどんなパフォーマンスを見せてくれるか注目だ。

 新馬戦はダノンザキッド(のちのホープフルS覇者)、ワンダフルタウン(京都2歳S勝ち馬)の3着に敗れたテンバガーだが、2戦目の未勝利戦を順当V。2頭との対戦比較からも重賞通用の力を秘めている。

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