【POG】ジャカランダレーン16日の紅梅Sへ「軽い馬場なら切れる」(栗東発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。クラシック戦線を見据える良血馬からデビューに向けて準備を進める若駒まで、東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 2021年を迎えました。現在もコロナの感染者数がなかなか減らず大変な時期が続きます。関係者一同は感染対策をしっかりしながら開催を続けられている現状ですが、9~11日の3日間開催の中山は無観客開催が決定。依然厳しい状況は続きますが、われわれも各自でできることをして頑張っていきたいと思います。今年もよろしくお願いします。

 昨年の2歳G1は阪神JFがソダシ(牝、須貝)、朝日杯FSはグレナディアガーズ(牡、中内田)、ホープフルSはダノンザキッド(牡、安田隆)が勝ちました。次走については、ソダシは桜花賞(4月11日・阪神、芝1600m)へ直行。グレナディアガーズとダノンザキッドは未定ですが、グレナはマイル路線、ダノンはクラシック路線になりそうです。

 ここでは紅梅S(16日・中京、芝1400m)を予定する2頭の近況をお伝えしたい。

 まずは前走の阪神未勝利戦(牝馬限定)を逃げ切ったシャーレイポピー(牝、石坂公)から。師は「まだ緩さが残っていたので、勝った後は放牧に出して成長を促した。だいぶしっかりしたし、1週前のケイコの動きも良かった」と仕上がりの良さに胸を張る。

 初戦(2着)の勝ち馬だった僚馬オプティミスモは続くファンタジーSで4着し、11日のフェアリーSでも有力視されている一頭。能力的にはここでも十分に通用するはずだ。前走は逃げ切ったが「どんな競馬でもできるし、素質を高く買っている馬。いい勝負になると思います」と力を込めた。

 昨年の2歳王者を輩出した中内田厩舎からはジャカランダレーン(牝)が出走。7月の阪神新馬戦快勝後はオープン戦を3、3着。片山助手は「もうひとつ決め手に欠ける印象。その現状でも上位に来ているように力は持っている」と感触は悪くない。前走後は放牧に出して成長を促し、ここへ照準を定めて乗り込んできた。「仕上がりは上々。展開次第ではあるけど、軽い馬場ならもっと切れそうなイメージ」と、デビュー以来初めての良馬場での出走を願った。(馬三郎栗東支局・塩手)

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