【POG】ユーキャンスマイル全弟ピーニャ、デビューへ「能力感じる」(栗東発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。クラシック戦線を見据える良血馬からデビューに向けて準備を進める若駒まで、東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 朝日杯FSを制したグレナディアガーズ(牡、中内田)。未勝利-G1の連勝Vで2歳牡馬マイル王の座を射止めた。レースを振り返って、片山助手は「枠(2番)も良かったが、(僚馬の)ブルースピリットを前に置いていい形で運べた。スムーズに運べて、強い競馬をしてくれた」とレコード勝ちでG1を奪取した愛馬をほめたたえた。5着だったブルースピリットについては「前回と違って離れた2番手からの競馬だったけど、自分のリズムを守ってマイルでも頑張ってくれた」と十分に評価をしていた。2頭ともに放牧へ。次走は未定。

 阪神JFで4着だったメイケイエール(牝、武英)。連勝は3でストップしたが、収穫がある内容だった。レースを振り返って、師は「まだ惰性で走っている感じはあったけど、ケイコでいろいろと工夫をした効果は現れていた」と納得の表情。「普段から前に馬を置いての調教を繰り返していたし、クロス鼻革も効いていたと思う。初めてのマイル戦でも我慢ができていた」と来春に向けて手応えをつかんだ様子だ。今後については「トライアルのどこかをステップに、桜花賞(4月11日・阪神、芝1600m)へ向かう予定」と話した。

 初陣を年明けの中京芝2000m(1月5日)で予定している注目新馬は、ユーキャンスマイルの全弟ピーニャ(牡、中内田、父キングカメハメハ、母ムードインディゴ)。「パワーがありそう。まだケイコで動き切れていないが、能力は感じる」と片山助手。レースまでにケイコの動きがどこまで良くなってくるか、注目したい。

 ロゴタイプの半弟アスクチャーチル(牡、矢作、父ロードカナロア、母ステレオタイプ)が栗東へ入厩。24日にゲート試験を合格した。甲斐助手は「まだ緩さがあるけど、いいモノを持っていそう。これからどんどん良くなってきそう。体がパンとしてくれば、楽しみ」と期待を寄せた。

 朝日杯FS4着バスラットレオン(牡、矢作)はシンザン記念(1月10日・中京、芝1600m)を予定。3着レッドベルオーブ(牡、藤原英)、6着ロードマックス(牡、藤原英)、8着カイザーノヴァ(牡、矢作)、13着ショックアクション(牡、大久保)は放牧へ。(馬三郎栗東支局・塩手)

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