【有馬記念展望】クロノジェネシスが同一年GPダブル獲りだ

 中心はファン投票1位に支持されたクロノジェネシス。2走前の宝塚記念では4角で先頭に並び掛けると、後続を引き離し6馬身差の圧勝劇を演じた。秋初戦だった前走の天皇賞・秋は3着に敗れたものの、勝ったアーモンドアイから0秒1差と善戦。斉藤崇師は「スタートして挟まれてしまった。それも競馬。最後はよく来てくれましたし、惜しい競馬でした」と振り返る。牡馬が相手でも地力は上位。同一年グランプリのダブル獲りを狙う。

 ラストランとなるラッキーライラックも牡馬顔負けの能力がある。大阪杯ではクロノジェネシスを抑えてG1・3勝目をマーク。前走のエリザベス女王杯は後方からまくり気味に追い上げ、そのまま押し切る強い競馬でVをつかんだ。松永幹師は「1週前はいつも通りしっかりやって、いい負荷がかけられました」と順調な調整ぶりをアピールする。

 牡馬も負けてられない。G1・3勝を誇るフィエールマンが調子を上げている。秋初戦となった天皇賞・秋は、メンバー最速の上がり32秒7を駆使して2着と地力の高さを示した。手塚師は「昨年よりいい状態で出走できるのは確かです」と好感触。昨年4着の雪辱を期す。

 ほかでは昨年の3着馬ワールドプレミア、青葉賞、アルゼンチン共和国杯と重賞連勝した3歳馬オーソリティ、昨年のオークス馬ラヴズオンリーユー、G1で善戦を続けるカレンブーケドールに注目だ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス