【ホープフルS展望】ダノンザキッドが主役
今年は有馬記念の前日に行われる2歳王者決定戦。ダノンザキッドが中心になる。新馬戦はほとんど追うことなく3馬身差Vを決めると、続く東スポ杯2歳Sでは好位から楽に抜け出し、無傷2連勝で重賞制覇を果たした。キャリア2戦でも相当なスケールを感じさせる器だ。昨年覇者で無敗のクラシック三冠馬となったコントレイルと同じ出世ローテで、来春に夢をつなげたい。
オーソクレースも無傷2連勝中と底を見せていない。母は15年エリザベス女王杯、16年宝塚記念とG1を2勝したマリアライト。久保田師は「前走までは半信半疑だったけど、(アイビーSで)非常にいいレースをしてくれた。身体能力はかなりのものがある」と素質を高く評価する。
デビュー勝ち後の芙蓉Sで3馬身半差Vを決めたランドオブリバティも有力候補だ。鹿戸師は「まだ完成途上だけど、一戦ごとに強くなっている」と上積みを強調する。紫菊賞を制したヨーホーレイク。友道師は「長くいい脚が使える。中山二千もいい」とコース変わりを歓迎する。他にも東スポ杯2歳S2着のタイトルホルダー、萩Sを制したシュヴァリエローズもV圏内だ。