【阪神JF】ジェラルディーナ抽選突破 父モーリス6冠×母ジェンティル7冠の超良血

 「阪神JF・G1」(13日、阪神)

 ジェラルディーナが6分の5の抽選を突破して、ゲートインを決めた。父はG1・6勝を挙げた新種牡馬のモーリス、母はG1・7勝のジェンティルドンナという超良血馬だ。過去に抽選を突破した1勝馬では06年ウオッカ、08年ブエナビスタなどが制している。潜在能力の高さを見せつけ、一気に2歳女王の座を狙う。

 まずは第一関門を突破した。1勝馬ジェラルディーナが6分の5の抽選を通過し、大舞台への出走を決めた。父は新種牡馬モーリス、母は厩舎の先輩でもあるジェンティルドンナで、2頭で国内外のG1を計13勝という超良血馬。母も担当した日迫厩務員は「まずは入らないことにはね。中2週で大してやってはいないけど、気性の勝った馬で、能力は出せると思う。一戦ごとに良くはなっている。今の状態でどれだけやれるか」と期待に胸を膨らませた。

 母に続き娘の調教に携わる井上助手も「お母さんはカッカしても走ると冷静だった。この馬はカッとするとそのままだけど、乗り味はめちゃくちゃいい。背中も柔らかく、全身を使って走る。跳びも大きい」と、ポテンシャルを高く評価する。

 6、7升のカイバを完食と古馬や牡馬に負けない大食漢だが、馬体重は430キロ台と成長途上だ。気性も幼いため、テンションが上がりやすく、直線でもフラフラするところを見せたりと、粗削りな部分も多い。同助手は「順調に乗っているし、右回り、左回りは関係ない。レースでどれだけ走れるかは未知数だけど、楽しみは楽しみ」と力を込めた。

 過去に06年ウオッカ、08年ブエナビスタなどの抽選突破組が2歳女王に輝き、その後、大きな飛躍を遂げた。師の定年により、来年2月末に解散する石坂正厩舎。JRA重賞49勝(うちG1・14勝)を誇る名門が、ゆかりの血統で勝負に出る。

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