【ボート】清水愛海が女子6人目の養成所チャンプに輝く デビュー戦は11・2徳山

イン速攻で養成所チャンプに輝いた清水愛海(中央)。左は2着の堀本翔太、右は3着の登玉隼百
第127期選手養成訓練修了記念競走で優勝し、ポーズを決める清水愛海=ボートレーサー養成所
優勝戦の1周2Mを先頭で回る清水愛海(手前)=ボートレーサー養成所
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 「ボート127期養成所チャンプ決定戦」(25日、ボートレーサー養成所)

 リーグ戦勝率1位で優勝戦1号艇を勝ち取った清水愛海(20)=山口=がコンマ09のトップSでイン速攻。訓練時代、同期で一番転覆した“転覆女王”が持ち前のスピードターンで養成所チャンプの座を勝ち取った。女子チャンプは110期の喜多須杏奈(徳島)以来6人目。127期は一年間の厳しい訓練を乗り越えた男子15人、女子14人が11月以降、各地でデビューを飾る。

 90期以降では初の女子勝率1位で最も注目を集めた清水がプレッシャーに打ち勝った。「Sを全速で行くことができ、自信を持って1Mを回ることができた」と3カド戦に出た仲道大輔(愛知)のまくりを封じてのイン逃げ。SG戦線でも活躍した荘林幸輝教官も「うまい。普通の女子ならまくられている」と成長した姿を褒めたたえた。

 レースセンス抜群の清水だが、スピード旋回で勝負するあまり、リーグ戦では転覆と落水が45回。「同期のみんなに転覆整備を手伝ってもらって、練習の時間を奪ってきた。感謝の気持ちしかない」とレース前から感極まり涙。優勝後は「うれしい気持ちはあるけど、無事故完走ができなくて(仲道が転覆)悔しい。達成できなかったのは決定戦メンバー全員の責任」と喜びと同時に、同期のトップを走った責任の重みを感じて涙した。

 「一年間はFをせず1走でも多く走って、高い目標を設定できるように頑張りたい。少しでも早く先輩選手に追い付きたい」と冷静に11月2日のデビュー戦(徳山)を見据えた。スピードターンを引っさげた新たなヒロインが誕生した。

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