【札幌2歳S】2番人気ソダシが白毛馬初のJRA芝重賞V
「札幌2歳S・G3」(5日・札幌)
4番手から追走した2番人気のソダシ(牝2歳、栗東・須貝)が、最後の直線で力強く抜け出して快勝した。勝ちタイムの1分48秒2は2歳コースレコード。デビューから2連勝で、白毛馬としては初めてJRAの芝重賞を制覇した。
レースは最内枠から3番人気ピンクカメハメハが逃げて、1番人気バスラットレオンが2番手で続く。ソダシは外の4番手。最後方にいた5番人気ユーバーレーベンが早めに進出。バスラットレオン、ソダシ、ユーバーレーベンの3頭が並んで最後の直線に入った。
ここからソダシが力強いフットワークで突き抜け、ゴール前で盛り返してきたユーバーレーベンを首差で退け先頭でフィニッシュした。2着はユーバーレーベン、3着にはバスラットレオンが入り、ピンクカメハメハは13着に終わった。
この夏の北海道シリーズで函館記念、クイーンSに続き3度目の重賞Vとなった吉田隼は、「ホッとしています。早めに動く展開になりましたが、よく押し切ってくれました。1回レースを使ってハミ掛かりが良くなっていたので、そのあたりを注意していきたい。口向きに難しいところがあるので。連勝できる力があるし、これからも順調にいってほしいですね」と話した。