【小倉記念】アールスター&長岡JRA重賞初制覇 杉山師に感謝「恩返しできた」

 最内から鋭く伸びたアールスター
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 「小倉記念・G3」(16日、小倉)

 格上挑戦の10番人気アールスターが、最後の直線で最内から鋭く伸びて差し切りV。初コンビを組んだ長岡と、人馬そろってのうれしいJRA重賞初制覇を決めた。

 中団のやや後方で直線に向いたアールスター。残り200メートルで最内の進路があき、長岡は迷いなく狭いところにパートナーを導いた。先頭に立っていたランブリングアレーを並ぶ間もなくかわし、あとはゴールまで一気に駆け抜けた。「すごく手応えも良かったので進路を探すだけでしたが、しっかりと反応してくれました。結果で恩返しができてホッとしています」。夢にまで見た重賞Vのお立ち台で、長岡は感謝の気持ちを伝えた。

 12年に美浦所属としてデビュー。転機が訪れたのは昨年5月。高橋亮厩舎所属となり栗東へ移籍すると、杉山晴師との縁が生まれた。ケイティブレイブとのコンビで今年2月のフェブラリーSで2着に入り、活躍する機会が増えてきた。杉山晴師は「この中間は、長岡騎手と二人三脚で向き合ってきました。彼はハングリー精神がすごい。強い気持ちで競馬に乗ってくれる」と高く評価する。

 次走は流動的だが、輝きを増したロードカナロア産駒の今後に、大きな注目が集まりそうだ。

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