【七夕賞】ノーブルマーズ、サマー王者いただく!宝塚記念あえてパス“実を獲る夏”へ

 「七夕賞・G3」(12日、福島)

 サマー2000シリーズ第1戦。ノーブルマーズが3年連続で参戦を予定してた宝塚記念を見送り、シリーズ覇者に目標を切り替えて参戦してきた。キャリア42戦を誇る7歳のベテランが、開幕ダッシュと待望の重賞初制覇を目指す。

 3年連続となる宝塚記念を見送り、サマー2000シリーズに目標を切り替えたノーブルマーズ。宮本師がオーナーサイドに「ここは名を捨て実を取りましょう」と進言し、参戦が決まった。重賞初制覇はもちろん、シリーズチャンピオンには褒賞金として馬主に3200万円、厩舎関係者に800万円が交付される。「言ったからには、結果を出したいよね」と気を引き締めていた。

 キャリア42戦の7歳馬。歴戦の猛者と戦いを繰り広げ、18年の宝塚記念3着など、大舞台で好走したこともある。ここ3戦の中山金杯、京都記念、目黒記念はいずれも4着。まだまだ衰えてはいない。タイトルは手にしていないが、“善戦マン”だけに、入着ポイントは安定して積んでくれるはず。一つ勝つことができればチャンピオンの座がグッと近づく。初戦から目いっぱい勝ちに行くのは、計算ずくの策だ。

 1日の栗東CWでの追い切りでは6F83秒3-37秒2-11秒6。直線は伸びやかに駆け抜けた。感触を確かめた高倉が「暖かいからか、気持ちに余裕があって、いい動きをしてくれました」と納得の表情。指揮官も「前走も動いていたけど、やっぱり動くね。ジョッキーも掛からないように考えてやってくれた」と大満足だった。19年の小倉記念で3着に入っており、暑い季節も苦手ではない。実入りの大きい夏にする。

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