「プロキオンＳ・Ｇ３」（１２日、阪神）

　絶好の条件で、スマートダンディーが初の重賞挑戦を迎える。３連勝を狙った前走は６着。石橋師は「体調は良かったし、走ると思っていたけどね。初の斤量５９キロだったし、さきたま杯（５月２７日）が次点から繰り上がって使えるだろう、と思っていた。仕上げが難しかった」と振り返る。メンバー中、最も重い斤量に加え、予定したレースが除外され、約２週間も先延ばしになった影響が大きかったようだ。

　８勝全てが１４００メートル。そのうち半分の４勝を阪神で挙げている。「東京や中京でも勝っているし、使う時期がちょうどタイミング良く阪神というのもあると思う。それでも心強い」と舞台を歓迎。最近の４勝は全て秋山真とのコンビとあって、「この馬のことをよく分かってくれている」とこちらの相性の良さにも期待を込めた。

　地道に勝ち鞍を重ね、ようやくたどり着いたグレードレース。「重賞初挑戦だけど、重賞でも活躍できる馬だと思っている。状態もいい感じできているし、５６キロの斤量で走れるのは楽」。庭とする仁川でタイトル奪取を狙う。